ジョイン引越ドットコム

引越し業者の正しい選び方

貴重品はお客様で管理・運搬のお願い

こんにちは!愛知・岐阜・三重の東海エリアを中心にお引越しをお手伝いしているジョイン引越ドットコムです。

お引越しの準備が進んでくると、家の中のさまざまなものが段ボールに詰められていきますよね。テレビや冷蔵庫、タンスなどの大型家具・家電は私たちにお任せいただければ万全の体制で運びますが、実は「法律や決まり(運送約款)によって、お引越し業者が絶対にトラックに載せて運んではいけないもの」があるのをご存じでしょうか?

それが「貴重品」です。

今回は、お引越しを控えているすべての方に必ず知っておいていただきたい、「貴重品はお客様自身で管理・運搬していただく理由」について解説します。あわせて、一般的に言われる貴重品だけでなく、お引越し屋さん目線で「これも絶対に自分で運んでほしい!」という大切なお品物についても詳しくご紹介します。

お引越しの当日、私たちは「お客様の大切な家財道具を1つ残らず安全に新居へお届けする」という強い使命感を持って作業に当たっています。しかし、どれだけ信頼関係があっても、どれだけ厳重に梱包しても、「これだけはトラックに載せられません」とお断りせざるを得ないお品物が存在します。

これらは、国土交通省が定めた「標準引越運送約款(ひっこしうんそうやっかん)」という共通のルールでも、明確に「引越し業者が引き受けてはならない(拒絶できる)」と規定されています。

では、具体的にどのようなお品物が該当するのか、そしてなぜ自分での運搬が必要なのかを見ていきましょう。

1.  法律(約款)で決まっている「一般的な貴重品」とは?

まずは、どこの引越し業者でも共通して「お客様自身での管理・運搬」をお願いしている代表的な貴重品です。

・現金、有価証券、通帳、印鑑、キャッシュカード

・貴金属、宝石、時計、宝飾品(非常に高価なもの)

・パスポート、マイナンバーカード、免許証などの身分証明書

これらは万が一、お引越し作業中に紛失や盗難といったトラブルが起きた場合、その価値を客観的に証明することが非常に難しく、保険での補償も原則として対象外となってしまいます。そのため、当日は段ボールには詰めず、お客様のカバンやリュックに入れて常に肌身離さず持ち歩いていただくようお願いしています。

2.  お金で買えない!「入手困難・代替不可」な思い出の品々

ここからが、私たちが一番お伝えしたい大切なポイントです。 法律上の「貴重品」には含まれなくても、「万が一のことがあったとき、お金では絶対に買い戻せない、この世に二つとないもの」についても、お客様ご自身での手持ち運搬を強くおすすめしています。

① お金で買えない「思い出の品」

・子供の成長記録(アルバムやビデオカメラ、データが入ったハードディスク)

・故人の形見のお品物

・結婚式の記念品や、パートナーからの大切なプレゼント

お引越し業者には、荷物が破損した際に対応できる「引越し保険(貨物賠償責任保険)」があります。しかし、保険がカバーできるのはあくまで「物の市場価値(買い替え費用)」だけです。何十年分の思い出が詰まったアルバムが傷ついてしまっても、保険で支払われるのは「白紙のアルバム代」だけになってしまいます。失われた思い出の価値を弁償することは、現代のどんな技術やお金でも不可能なのです。

② 入手困難・入手不可なもの

  • 受験票、合格通知書、入学・就職に必要な重要書類

  • 現在手に入らない限定品、プレミアがついたコレクション、アーティストのサイン、希少価値の高いワイン等

  • 精密なハンドメイド作品や、自分で描いた絵画

「明日が受験なのに、受験票を入れた段ボールがどれか分からなくなった!」というトラブルは、実は毎年どこかで起きています。また、世界に数点しかないような限定品やコレクションも、一度壊れてしまえば二度と手に入りません。

これらは、お荷物の「金銭的な価値」ではなく、お客様にとっての「絶対的な価値」を基準に、ご自身で運ぶバッグへ仕分けていただきたいお品物です。

3.  引越し当日に慌てないための「貴重品管理」3つのコツ

引越しの当日は、想像以上にバタバタと人が出入りし、目まぐるしく状況が変わります。うっかり貴重品をトラックに載せてしまわないための対策をご紹介します。

コツ1:引越し前日までに「手持ちバッグ」へ隔離する

当日になってから仕分けようとすると、作業スタッフが「この箱も運びますね!」と良かれと思ってトラックに載せてしまうことがあります。前日までに、ご自身で運ぶリュックやスーツケースに貴重品をすべてまとめ、「このバッグは触らないでください」と明示しておきましょう。

コツ2:鍵のついたスーツケースを活用する

現金や通帳など、どうしても当日のバタバタの中で持ち歩くのが不安な場合は、鍵付きのスーツケースに入れておき、ご自身の車(または移動のタクシー)に最初に乗せてしまうのが一番安全です。

コツ3:データ類はバックアップを取っておく

パソコンやハードディスク自体は引越し業者でも運べますが、内部の「データ」は補償対象外です。万が一の振動に備え、大切な写真や仕事のデータは事前にクラウドや外付けUSBにバックアップを取っておきましょう。

大切なものを守るために、ご協力をお願いいたします

お引越しは、これまでの生活を箱に詰め、新しい未来へと運ぶ一大イベントです。だからこそ、新居に到着したときに「あれがない!」「大切な思い出の品が傷ついている……」といった悲しい思いだけは、絶対に御法度です。

私たち「ジョイン引越ドットコム」は、お客様のお荷物を大切に、細心の注意を払って運搬いたします。しかし、だからこそ、「お金で買えない宝物」や「万が一のときに身の潔白を証明しづらい貴重品」に関しては、お客様ご自身で安全に新居まで運搬してほしいのです。

お客様と私たちがそれぞれの役割で大切な荷物を守ることで、気持ちよく引越しを終わらせることができます。

「これは自分で運んだ方がいい?」「パソコンはどう梱包すればいい?」など、気になることがあればお見積もりの際に何でもお気軽にスタッフへご相談くださいね

安心・安全な新生活のスタートに向けて、一緒に万全の準備を進めていきましょう!