引っ越しの時の掃除はどうする?退去前の掃除のコツやポイント

こんにちは!ジョイン引越ドットコムです。
引っ越しの準備が進んでくると、頭をよぎるのが「退去する部屋の掃除」についてです。「どうせクリーニング代を払うから掃除はしなくていいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実は退去前の掃除は、敷金を多く返してもらうため、そして気持ちよく旅立つために非常に大切です。
賃貸契約書にある「クリーニング特約」でクリーニング代を事前に支払っていても、あまりに汚れがひどい場合は「特別清掃費用」を別途請求されるケースがあります。逆に、自分で落とせる範囲の汚れを綺麗にしておくことで、敷金が全額近く返還される可能性が高くなります。
今回は、退去時の「原状回復」の基準や、効率的に部屋を綺麗にする掃除のコツを箇所別に詳しく解説します!
1. どこまでやればOK?「原状回復」の基本ルール
退去時の掃除を考える上で、まず知っておきたいのが国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」です。これによると、借主(あなた)が掃除すべき範囲は以下のようになります。
【原状回復の切り分け基準】
貸主(大家さん)が負担するもの(経年劣化): 日焼けによる畳や壁紙の変色、家具の設置による床の凹み、普通に暮らしていて汚れる範囲のものです。
借主(あなた)が負担するもの(手入れ不足): 飲みこぼしのシミ、キッチンの油汚れ、お風呂のカビ、換気扇の油ギトギトなど、「普段から掃除していれば防げた汚れ」です。
つまり、退去前の掃除の目標は**「普段の手入れ不足によって蓄積した汚れをできる限り落とすこと」**になります。プロのハウスクリーニング並みにピカピカにする必要はありませんが、「マナーとしてきれいにした」と管理会社に伝わる状態を目指しましょう。
2. 効率よくピカピカに!退去前に押さえるべき4大エリアの掃除のコツ
引っ越し前の忙しい時期に効率よく掃除を進めるため、汚れが目立ちやすく、退去立ち会いでチェックされやすいエリアを集中して掃除しましょう。
① キッチン(油汚れ・水アカ)
キッチンは、ガスコンロ周辺の油汚れや、シンクの白い水アカがチェックの対象になりやすい箇所です。
換気扇・五徳: 取り外せる部品は、大きめのゴミ袋にお湯(40〜50℃)と「重曹」または「セスキ炭酸ソーダ」を溶かし、1時間ほどつけ置きします。油が浮いてきたらスポンジで軽くこするだけで綺麗に落とせます。
シンク・蛇口: クエン酸スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーでパックしてしばらく放置します。その後、メラミンスポンジで磨くことで、しつこい水アカやくすみが取れてピカピカになります。
② お風呂・洗面所・トイレ(カビ・尿石)
水回りの清潔感は第一印象に大きく影響します。カビや水アカを徹底的に対策しましょう。
お風呂のカビ: 排水口や浴槽のフチのゴムパッキンに発生した黒カビには、塩素系漂白剤(カビ取りスプレー)を吹きかけてラップをし、15分ほど置いてから洗い流します。
トイレの黄ばみ・尿石: 便器のフチ裏の頑固な黄ばみには、酸性洗剤が効果的です。トイレットペーパーを敷いて洗剤を浸透させてからブラシでこすり落とします。
③ 窓ガラス・網戸・サッシ(結露によるカビ)
窓を開けた時に見える「サッシのレール部分」や結露による「窓枠のカビ」は盲点になりがちですが、立会いで非常によく見られるポイントです。
サッシの溝: 溜まった泥やホコリは濡らすと泥水になって掃除しにくくなります。まずは乾いた状態でサッシブラシ(100円ショップ等で購入可)や古い歯ブラシでかき出し、掃除機で吸い取るのがコツです。仕上げに住居用洗剤をスプレーした雑巾で拭き取ります。
ガラスの結露カビ: 窓枠に生えた黒カビは、お風呂同様に塩素系スプレーを染み込ませたキッチンペーパーでパックして拭き取ります。
④ 壁紙・フローリング(落書き・掃除機がけ)
家具を搬出したあとのフローリングには、驚くほどのホコリや髪の毛が落ちています。
壁紙(クロス)の手垢・黒ずみ: スイッチの周りの手垢汚れなどは、水で濡らして固く絞ったメラミンスポンジで優しくこすりましょう。強くこすりすぎると壁紙が破れてしまうため注意が必要です。
フローリング: 荷物を運び出した後に全体に掃除機をかけ、最後に固く絞った雑巾や、クイックルワイパーなどのウェットシートで水拭きをします。これだけでも床のツヤが戻り、第一印象が格段に良くなります。
3. 掃除を始めるタイミングと注意すべきNG行為
引越し作業と掃除は連動しています。タイミングを誤ると二度手間になってしまいます。
⚠️ 退去前掃除の失敗しがちなNG行為
✅荷造りする前にピカピカに掃除してしまう: 荷物をまとめたり運び出したりする際に、ホコリが舞い散り、床や壁が再び汚れてしまいます。本格的な全体掃除(特に床や壁)は、すべての家具・段ボールを搬出し終わった「空っぽの状態」で行うのが最も効率的です。
✅強すぎる洗剤や道具で壁や床を傷つける: シール剥がしのために金属製のスクレーパーを使ったり、壁紙に塩素系洗剤を直接かけすぎて色落ちさせたりすると、「過失による破損」とみなされ、修繕費用(クロス張替え費用等)を請求されてしまうことがあります。洗剤を使う際は必ず目立たない場所で試しましょう。
掃除のスケジュール(おすすめの流れ)
退去1〜2週間前の「まだ家具がある段階」から、キッチンやお風呂、トイレといった**「水回り」や「サッシの掃除」**を少しずつ進めましょう。そして、引越し当日に家具をトラックへ運び出したあと、最後に**「壁の拭き掃除、全体の掃除機がけ、床の水拭き」**を行って完了にするのがベストな流れです。
4.立ち会い当日にスムーズに引き渡すために
ポイント 1
ベランダのゴミや残置物は絶対にゼロにする
ベランダの隅のゴミや、排水口の落ち葉は忘れがちです。また、傘立てや自転車、備え付け以外の照明器具など、「これくらい置いていってもいいだろう」と残しておくと、後から高額な「残置物処分費用」が差し引かれるので必ずすべて空にします。
ポイント 2
ゴミの回収日を事前に逆算しておく
掃除を終えて出たたくさんのゴミは、引越し当日にはすでにゴミ収集が終わっているか、曜日が合わないことがあります。新居へ持っていく羽目になったり、旧居に不法投棄することのないよう、最後のゴミ収集日を必ず逆算して掃除スケジュールを立てましょう。
まとめ:感謝の気持ちを込めて、すっきり新生活へ!
退去時の掃除は確かに手間に思えますが、しっかり手入れをしておくことは、これまでお世話になった部屋への感謝を表すとともに、敷金返還のトラブルを未然に防ぐ最大の防衛策でもあります。
最後におさらいです。
⦿換気扇、ガスコンロ、サッシの溝など「目立つ汚れ」を重点的に落とす
⦿水回りはカビと水アカを取り除き、清潔感を出す
⦿全体の拭き掃除・床掃除は、荷物がすべてなくなった後に行う
お部屋を綺麗にして心もすっきりと整理すれば、新居での新しい生活もきっと素晴らしいものになりますよ。
皆様の引っ越しと新しいスタートが、笑顔に満ちたものになることを応援しています!